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山岳レスキュー講習会

2016.10.02

山岳連盟遭難対策委員会主催のレスキュー講習会に参加しました。
開催地:道場、百丈岩やぐら前、河川敷
天気:曇り時々晴れ
参加者:講師3名、受講者12名(縦走、ハイキングレスキューコース)

今回は縦走ハイキングレスキューコースを受けました。
登山中での遭難事故での対処方法の一例を実体験で学びました。

①登山での捻挫応急処置としてのテーピングによる固定技術
 登山には38mm幅の非伸縮テープを携帯
 貼ったテープの末端は交差させない(歩行筋肉の動作を妨げない)
 自力下山が可能になる
 事前にテープに慣れ親しんでおくことが大事
 ②ビバークなどのツエルト設営技術
 風雨を防ぎ低体温症予防、体力の温存
 立ち木を利用、天井は低く設営、固定ロープワーク
③簡易ハーネス、スワミベルト装着と体加重ぶら下り体験
 120cmテープスリング2本+環付カラビナ
 チェスト+シットハーネス、チェストハーネスだけでは滑落時では危険
④歩行困難者のザックでの搬送体験
 ザックの中身を出しショルダーベルトを伸ばしてストックなどにマットなどを巻いて通す。救護者を担ぐ時、立上がる時のバランスを取るのに前と左右に支え役が必要。
 斜面の登下降にはロープを担ぐ役に結んだ後救護者にも結びビレイする。
 担ぎ役交代は立ったまま左右の支え役に持ってもらいながら交代役と片腕づつ入れ換えて交代が出来る
⑤キネシオテープによる疲労軽減テーピング技術
 38mm幅伸縮テープ、筋肉に沿って貼るだけで疲労軽減が期待できる。
 太もも、膝、ふくらはぎ、等
⑥レスキュー・緊急装備、ロープワーク(スライダー、ボウライン)、地図でのコンパスを使用した現在地確認

ファイル 318-1.gif
ファイル 318-2.gif
楽しいはずの山行が遭難で暗転してしまう。遭難しない登山技術は必要ですが、山に行けば絶対遭難しないという保証はない。事前の訓練、体験はもしもの遭難に内容が軽減されると思う。
でも人(50-70kg)を担ぐのは出来るけど担いでの山道の登下降は大変厳しい(体力的、二次遭難の可能性)、救援要請のスムーズな連絡が必要と思う。
通常は一般的な登山ではロープを持参することは無いですが遭難時には必要になる。またソロでの遭難時にも対処できる技術と用意も必要と思いました。
講師の皆さんありがとうございました。ご一緒の皆さんお疲れさまでした。

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