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伊吹山登山

2012.02.25

山岳連盟の冬山訓練に参加して伊吹山へ登って来ました。
25日8時に梅田集合で車3台に分かれて行きました。
ワゴン車には共同装備のテント等がかごに分けて置かれていた。
名神に入る途中で事故渋滞で少し遅れ、また朝から小雨降る生憎の天気でした。名神黒丸パーキングエリアで参加者の紹介と行動計画、テント生活での注意事項等の説明をAコーチから有った。
11時前、登山口前に到着。テント毎に装備を点検し、分担してザックに入れた。雨は気にならない程の小雨になっていた。3パーティで11時半頃登山出発、一合目に12時過ぎ到着。辺りは真っ白でした。雪は前回1月に登った時より無くなっていた。小休憩し三合目を目指した。三合目もホワイトアウト状態だったので全員が列をなして移動してテント設営場所に14時過ぎ到着。早速テント設営に入った。まずベースになるところを一列になって雪面を足で固めながら何度も移動して平地にした。テントを組立、ロープの先を雪の穴を掘ってテントを固定した。出口に当たる手前に靴を脱ぎ安い様に大きな穴を掘った。またその前に風よけの壁を雪で作った。
 
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15時過ぎピッケルだけを持って近くの斜面で滑落訓練を行った。
登りながら上まで階段を作り尻セードで下り滑り台を作った。Aコーチから滑落時の体勢を教わった。足を広げて上げ肘をしっかり締めることがポイント。いざという時に素早行動が出来るかで命に関わる。何度も滑っては滑落停止練習しまた登った。17時前にテント場に戻り4人がテントに入った。先ずお湯を作って皆のポットに入れた。このお湯は翌朝に再度早く沸かすためのものだった。ビールの差し入れで乾杯してテント中でラーメンと雑炊を作り頂いた。
ご飯はお湯を注い出来るアルファー米を使用した。
 
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19時位にはテントの中を整理して4人が寝れるスペースを作って個人マットを敷いて寝袋の中に身体を入れて横になった。大きなザックの置き場所が無くて足の下に置いて寝た。男4人がギリギリ寝れるスペースだったので大変でした。夜中に多少風は吹いたが寒さは感じなくウトウトと寝て4時に携帯の目覚ましで目が覚めた。寝袋を畳み、マットを丸めて朝食の用意をした。お湯を沸かしてアルファー米の五目御飯をお漬物と頂いた。5時半テントの外はまだ暗い中ヘッドライトを付けて用意した。テントは下山後撤収するので不要な荷物はテントに、また持ってきたワカンも使う機会が無いと置いて出発した。6時過ぎ明るくなってきて視界は良好で伊吹山の山頂と、反対側に琵琶湖が望めた。6時半頃に六合目避難小屋に到着。高度が上がるに連れ傾斜がきつくなってきて足が辛かった。
きつい傾斜で実践的な滑落訓練も出来た。雪面は氷状に固くなっていて足が雪の中に埋まることがなくて良く滑った。
 
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登るコースはコーチの指示の元トレース無いところアイゼンをしっかり利かし、ピッケルを着いて登った。歩行の基本はフラットフィッティングでアイゼンの爪を全て雪面に当たるように歩くのですがきつい傾斜では前爪突き刺してキックステップによる歩行もしなければなりません。とても長時間歩けるものではありませでした。コーチから止まらず横に互いに足を出して登りながらの休む方法も教わりました。
きつい頂上付近の登りを上がり平地に8時半前に着いた。そこは夏場にはお花畑になっているところだと思われた。前方に山頂のトイレ、お堂、山小屋が見えていた。風が少し感じて寒い中山頂の標柱に8時40分位に到着。
 
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記念撮影をして来たコースを下山した。下りも登り以上に足が緊張して辛かった。途中、コーチにザイルによる滑落訓練でスタンディングアックスビレイ、スタカット、コンテニュアスのザイルワークも教えて頂きながら下山し、10時半過ぎテント場に戻って来た。荷物の整理をしテント撤収をした。雪に埋めたロープの先のペグを掘り出すのが大変でした。昨日はスコップで簡単に穴が掘れましたが全く雪が固くなって掘れなかった。ピッケルでしか掘るのが困難でした。
12時下山出発した。日差しも出て来て天気は良くなっていた。
 
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13時過ぎ登山口到着。14時前にジョイいぶきに寄って 薬草風呂に入った。男湯は狭く入るのに待たされた。15時ジョイいぶき出発しまた名神の黒丸で集まり分かれた。
今回パーソナルに入会して初めの山行で不安が有りましたが皆さんから色々教えてもらって良い勉強になりました。AコーチをはじめMリーダ、皆さんお世話になりありがとうございました。
 
★アルバムです★
http://noburinm.com/hiking/20120225IBUKI/