大阪府山岳連盟主催の講演会に初めて聴講しに行きました。
午後5時40分位に会場の大阪技術センターに到着。受付は6時からでしたが多くの方がロビーで待っておられた。
同じ山の会のメンバーも来ているか見渡したが知っている人は役員の方達だけでした。
6時少々前に受付が始まり会場の前から2列目の椅子に座りました。160名の入場者で役員の方達は立見になる程満員になり6時半、講演が始まりました。最初はスポンサーの「大塚製薬」の販売促進課の仲間さんから「日常生活を300%楽しむためには」と題して日々の食生活からの健康管理について30分程のプレゼンをして頂きました。
メタボ対策からBMI、五大栄養素の摂取、大豆の健康法で納豆をよく食べると骨折しにくい!?など興味あるお話でした。
その後、村越氏(静岡大教授)の「山岳遭難:知らざるその実態」のプレゼンが始まりました。
最初に問題が与えられた、
①道迷いは中高年に多いか、Y/N ②2011年の山岳遭難は2010年に比べ減少したか、Y/N ③60才台女性でもっとも多い遭難態様は転倒で有るか、Y/N ④夏山での遭難態様は転倒が多いか、Y/N ⑤野菜の断面等高線から何の野菜か?
そして、初めは警察のデータを元にした遭難者の各種データ分析の話が有りました。
年代・男女・時期・登山・山菜取・形態などグラフ化し比較対応した説明。
低山での道迷い(ナビゲーション・プランニングの問題、若年層で多い)、夏山高山での転倒(60歳女性が多い)、登山中での病死は男性が多い 等
☆遭難防止への提言:
・事故実態の詳細な把握・分析の必要性
・未組織登山者にも届く教育・啓発
・登山道のランク分け
☆習得すべきナビゲーションスキル
・地図、コンパス~地図の基礎理解、プランニング、リスク感覚、心構え、装備 等
問題解答①N②Y③Y④Y⑤ニンニク 全問正解者は居なかった。
8時半、講演終了
参考:
http://www.amazon.co.jp/村越-真/e/B004LT8W5G/ref=ntt_athr_dp_pel_pop_1