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三草山、取材山行

2016.09.19

「仲間と歩く」から「仲間と集う」いつもと違った山登り
里山の原風景を背景に「集中登山」を楽しむ「三草山(564m)」

「集中登山」とは、それぞれのパーティが異なるルートで登り、山頂に集う登山方法。体力や経験、また山行スタイルや目的別にルートを分けてそれぞれ山頂を目指します。パーティの個性やコースの趣きなど、ルートの数だけ楽しさが広がり、山頂で再会したときには、いつもと違った仲間との喜びが沸いてきます。
今回は、奥能勢に広がる原風景に囲まれ、自然環境保全の象徴ともなっている「三草山」を、集中登山で楽しんでみます。

9名のメンバーで3人パーティ3コースで三草山を目指しました。
往路
1班:日本の棚田百選「長谷の棚田」始め里山の原風景をハイキングする
(初心者向き)森上~~経田橋~妙円寺~サイノカミ峠~三草山
2班:低山ながら登り応えある登山を楽しむ(中級者向け)
杉生~堂床山(584.4m)~サイノカミ峠~三草山
3班:少ない高低差でも3つの山頂が踏める(中級者向き)
杉生~中山峠~牛の子山(450.7m)~瀧王山(570m)~サイノカミ峠~三草山

帰路(全員)
全員で下山し、集中登山を祝う
三草山~慈眼寺~観音寺~汐の湯温泉

ファイル 314-1.jpgファイル 314-2.jpg
 
ファイル 314-3.jpg
のぶりんは2班のパーティで堂床山を登って三草山に登りました。
杉生までバスで3班のパーティと行き分かれました。
沢に沿って林道を登って行きましたが沢は濁流で林道にも川のように流れ込み、ちょっと危ない渡渉が何度も有りました。
登山口から沢を別れ本格的な登りで山頂手前にはロープが垂れた急登でした。
こじんまりした山頂には一等三角点が有りました。展望は木々で塞がっていましたが南方の丸山に有る反射板は見えました。
下山は地図、コンパス、GPS、赤テープを頼りに進みました。途中尾根からトラバース地点を過ぎて道が分からなくなりましたが現在位置を確認して林道までは直ぐのところにいたので安全な斜面を下りて林道に出ました。
後は林道を進み途中の記念碑の前で行動食を半分取りサイノカミ峠を目指しました。林道横の崖に多くの家電などの大型の廃品が捨てられていました。
サイノカミ峠から三草山への登りは階段も多く20分程でしたが結構堪えました。
そして山頂で既に到着している1班と3班のメンバーと再会を喜び合いました。
広々とした三草山山頂に我々だけで曇り空の向こうに大阪の町並みが綺麗に見渡せました。
自然保護講義もしてもらって身近な里山を大切に守っていかなければと思いました。
下山はゼフィルスの森を通って直ぐ車道まで出ました。そして汐の湯温泉に入って汗を流せました。
バスで山下駅まで行き川西能勢口で反省会をして終わりました。
この日は台風も近づいて降水確率60-70%で雨の中の登山になると思っていましたが終始曇り空で合羽は着ませんでしたが
スパッツを付けていなかったのでズボンの裾はしっかり汚れました。前日に相当な雨が降ったようで山からの流水は非常に多く感じた。

(2班コース)
ファイル 314-4.jpgファイル 314-5.png
 
▲ゼフィルスの森でも「ナラ枯れ」の被害が深刻のよう
ナラ枯れ:ナラ・シイ・カシなどのブナ科樹木(どんぐりの木)が枯れる森林被害です。
カシノナガキクイムシ(カシナガ、体長5mm程)が、健全な樹木の幹に穴を開けて内部に入ります。体に付着したナラ菌が内部に持ち込まれ、ナラ菌は樹木全体に広がり、通水が阻害された樹木は衰弱し、やがて枯死してしまいます。
※貴重な広葉樹の大木が無くなる
※登山道が倒木、落木により荒れ、危険になる
※枯れ木の根元に危険なキノコ「カエンタケ」が発生する