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御池岳登山

2012.03.10

山の会で鈴鹿山脈最高峰の御池岳に登って来ました。
7時前メンバー5名とリーダーの車で大阪駅前を出発。名神彦根インターで下り国道306号進み冬期ゲート前に駐車。
9時過ぎ出発。工事現場の橋、鞍掛橋を渡り鞍掛峠前の登山口から踏み跡不明瞭な尾根をコンパスで方向を定め登って行きました。
 
ファイル 72-1.jpgファイル 72-2.jpg
2つ目鉄塔を過ぎると鞍掛峠からの尾根道と合流した。辺りは積雪と霧氷の雪山でした。鈴北岳手前で御池岳にコンパスを合しトップを交代しながら進んだ。途中、捜索隊の人に出会う。藤原岳から縦走している人が行方不明になっているそうでした。
開けた尾根では冷たい風が吹いて霧氷が飛ばされて針状の氷が一面に広がっていた。真っ白の霧氷を衣った木々の根本には雪溶けが始まり春の兆しを感じた。トレースの無いところを進むと所々膝まで足が雪に埋まり歩きにくかった。1時過ぎ御池岳登頂。
 
ファイル 72-3.jpg
今までの白い空に青空が出てきて見通しが良くなってきた。雪を被った伊吹山、霊仙山が綺麗に望めた。また遠く白山も見えました。
日差しも出て風は殆ど無かったので山頂で昼食休憩を30分程しました。
 
ファイル 72-4.jpgファイル 72-5.jpg
下山は登ってきたトレースを進み途中、鈴ケ岳方向から鈴北岳に戻り途中のピークから御池谷へ方向を変えルートの無い斜面を下った。きつい斜面ではリーダーがロープを出して安全確保しながら滑り下りた。ここではピッケルがとても役だった。次第に進む方向は沢になり大きな石は浮石が多く危険な足下でした。4時を過ぎ時間が心配されましたが無事谷の登山道に出て明るい内の6時前に車まで戻って来れました。
ご一緒の皆さん本当にお疲れ様でした。Eリーダー、長時間の運転と無事コースの案内、本当にありがとうございました。
 
★アルバムです★
http://noburinm.com/hiking/20120310OIKE/

▼ 行方不明になられた方が発見されました。
2月12日朝、Nさんは下山するとの家族へのメールを最後に連絡が途絶えた。
4月28日昼、無念にも滑落したテントの中で遺体で発見されました。
この間、多くの方が懸命に捜索されていた。
自然の厳しさ・危険さをよく分かっていても、
一瞬の出来事で悲運に落とされる。
未然に防ぐ技術・体力を備わって入れば回避が出来る事が有ろう。
しかし時には大自然の力に為す術もない時も有ろう。
不運・幸運も人夫々の人生。
不運にも亡くなってしまったNさん、
最期まで頑張られたと思います。お疲れさまでした。
捜索された多くの方達にもお疲れさまでした。
Nさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。合掌。
http://www50.atwiki.jp/hnagashi/pages/1.html